Compositor: Kurosawa Madoka
あなたにであって
たすけてもらって
こいにおちました
ちかづきたくって
このまちにゅるっと
まぎれこみました
あこがれのあのひとは
ともだちにかこまれて
わたしなどはいれない
いつもとおくからずっと
みつめるだけなの
とりいのむこうのはこにわじゃ
だれもばけることがうますぎて
おとこのまえではねこかぶり
おとめのかわかぶるけものたち
こんこんなくのはばけぎつね
ああかまってちょうだいわたしだけ
そよかぜくせっけ
ゆらゆらおどって
めとめあいました
わたしをうばって
いますぐさらって
かけおちしたいの
こいぶみをしたためて
このおもいつたえたら
てをとってくれますか
あたまでくるりくるり
まわるこいもよう
りそうのおなごにばけましょう
それはにせものにせものじゃろか
あなたのいろにそまるならば
りんねてんせいもわるくないや
こんこんなくのはばけぎつね
ああきずいてちょうだいこいごころ
にんげんのおんなってえのは
すきなおとこのこのみにあわせて
いくらでもばけられるんだねえ
きつねのあたしんかよりも
よっぽどへんしんがじょうずなのさ
おかみくじのまちびとは
こんこんとからかえど
たまゆらになぜてゆく
あきがどこからかきっと
あかいみむすぶの
とりいのむこうでむねこがれ
わたしばけることがへたすぎて
おとこのまえではみみがたち
しっぽもかくせないありさまよ
さありそうのおなごにばけましょう
それはにせものにせものじゃろか
あなたのいろにそまりましょう
りんねてんせいもわるくないや
こんこんなくのはばけぎつね
ああかまってちょうだいわたしだけ
こんこんなくのはばけぎつね
ああもらってちょうだいわたしだけ